好き。
最近はずっと
原田知世さんの「太陽になりたい」を聴いています。
イントロからサビという始まりなんだけど、もう歌い出しから声とその発音、表現にぐぐっと引き込まれる。
キャッチーさはもちろん、
その存在感に。
すごく涼しいんだけど、やわらかくて、手のひらに握りしめた熱を感じる歌いかたは、誰にも真似できないと思うのです。
優しさならこの色、切なさならこの色、かなしさなら…愛しさなら…と
ひとつの感情に対して一色の表現、ではなくて
好きだけどどこか嫌いで…
切ないけどすっきりして…
怒っているけど嬉しくて…
みたいに
混じりあった感情を
表情や声や発音で、細やかに細やかに表現していくってすごく素敵だし、憧れます。
歌だけがそうじゃなく、みんなそうだけど
ワンフレーズごとの歌詞の文字数やメロディは決まっていて
一文字に与えられた時間、秒数はだいたい決まっている
テンポが決まっていれば、なおさら、そう。
その限られた数秒、もしくは0.何秒のなかで生まれる複雑な色づけが
重なり合ってひとつの歌になるというのが……うん。素直にすごく良いなぁ、好きだなぁと思います。
息を吸う音も歌だし、
声を伸ばしきったあとの余韻も歌。
奥が深い…。
素敵なボーカルの方の歌を聴くとワクワクします。
ワクワクしたので語っちゃったぜ。
これを書きながらずっと「太陽になりたい」を聴いているけれど、真似できない!最高に好き!な発音がたくさんあってしびれます…。
特に、あ行…。好きだぁ……。